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鶏卵GPに最適な廃水処理ユニット IPPSで紹介 フジクリーン工業

2012.07.25発行
 廃水処理システムメーカーのフジクリーン工業(株)(渡辺嘉一社長―本社・名古屋市千種区今池4−1−4)は、鶏卵GPセンターの廃水処理に最適な洗卵廃水処理ユニット『FGシリーズ』を6月に開催の国際養鶏養豚総合展で紹介した。
 既存の施設では、簡易処理または一般の合併処理浄化槽を転用することで対応していたが、洗浄排水に含まれる次亜塩素の影響で、排水処理に有効な微生物を死滅させてしまう欠点があった。この欠点を改良したのが『FGシリーズ』。
 インラインとオフラインのいずれのGPセンターにも対応し、オートローダーや洗卵機、トレー洗濯機などから出る廃水を一括処理。洗卵機の処理能力と洗浄時間に合わせて排水量を設定できるため、稼働中はほぼ一定の排水を安定して保ち、周辺環境の保全に貢献する。
 廃水処理能力は、代表的な水質の指標「生物化学的酸素要求量(BOD)」で120ミリグラム/リットル以下の『スタンダードタイプ』と、浄化能力がより高い20ミリグラム/リットル以下の『アドバンスドタイプ』の2種類から選べる。
 同社は昭和36年に創業し、「美しい水を守る」の企業理念のもと、家庭用から産業用までの各種浄化槽の販売、農業排水処理施設の設計・施工、廃水処理システムの維持・管理、水質分析などを行なっている。全国に3つの工場と研究所、6支店、33営業所を展開。資本金は3億円。23年5月期の売上高は149億円。
 FGシリーズを担当する同社第二営業部では「時間3万卵処理から12万卵処理まで、規模に応じた最適な積算プランを提案させていただくほか、設計やメンテナンスのアドバイスも行なっているため、気軽に問い合わせてほしい」としている。
 注文や問い合わせは、同社第二営業部(電052・733・0326)へ。 



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