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カンピロとサルモネラ 24年度もサーベイランス実施

2012.03.15発行
 農林水産省は2月29日、食品の安全性に関するリスク管理検討会を開き、農場段階を中心とした有害微生物のサーベイランス・モニタリング中期計画(平成24年度から28年度)と、24年度の有害化学物質と有害微生物のサーベイランス・モニタリング年次計画を了承した。
 有害微生物のサーベイランス・モニタリングの優先度リストには、近年食中毒の発生事例が多くなっているカンピロバクター・ジェジュニ/コリと、サルモネラが含まれている。
 鶏肉については、ブロイラー農場の汚染状況調査(飲用水、飼料、敷料など)で、(1)未消毒の飲用水を使用する農場はカンピロの汚染度が高い(2)ブロイラー農場のカンピロ汚染率には季節変動(冬季4割、夏季6割)がある(3)ブロイラー農場のサルモネラ汚染率が約9割で、血清型の約6割がサルモネラ・インファンティス(SI)であった(4)鶏肉のサルモネラ汚染は約6割程度であった――ことが確認されたため、農場でのカンピロ・サルモネラ対策が重要だとして、農林水産省は昨年8月に「鶏肉の生産衛生管理ハンドブック」を作成し、衛生管理の徹底を指導した。食鳥処理場では、鶏肉のカンピロ汚染濃度を調査している。
 鶏肉での24年度のカンピロとサルモネラのサーベイランスでは、肉用鶏農場での菌の保有状況の把握と侵入経路の解明、食鳥処理場での交差汚染の実態と汚染経路の解明を続ける。
 鶏卵については、サルモネラ食中毒の原因の1位となっている血清型、サルモネラ・エンテリティディス(SE)の採卵鶏農場での汚染率は3%、市販鶏卵の汚染率は卵内容で0%、卵殻で約0.25%と低かったものの、鶏卵輸送ベルトや換羽誘導が農場段階での汚染に関連する可能性が判明したことから現在、「鶏卵の生産衛生管理ハンドブック」を作成中。鶏卵での24年度のサルモネラのサーベイランスでは、採卵鶏農場での菌の保有状況の把握と侵入経路の解明を続ける。
 カンピロとサルモネラのサーベイランスは、肉用牛でも実施する。
 このほか、飼料中の残留基準値の適合の確認と見直しに活用するため、化学物質の24年度のモニタリングはカドミウム、総水銀、鉛、ゼアラレン、デオキシニバレノールで実施する。



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