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放射性物質で新基準値案 卵や肉は100ベクレル/キログラムへ 2012.02.05発行 政府は、食品中の放射性セシウム規制の新基準を策定し、4月施行に向けて準備を進めている。 これまでの暫定規制値に適合している食品でも、健康に影響はないと一般的に評価されているが、厚生労働省でまとめた新基準値は、より一層、安全・安心を確保するため、現在許容している年間被爆許容線量を5ミリシーベルトから1ミリシーベルトへ引き下げ、これに基づいて、特別な配慮が必要と考えられる「飲料水」「乳児用食品」「牛乳」とそれ以外の「一般食品」の4区分に分けて設定した。新基準値は、飲料水が現在の暫定規制値の10分の1の10ベクレル、乳児用食品が同10分の1の50ベクレル、牛乳が同4分の1の50ベクレル、卵や肉が含まれる一般食品が同5分の1の100ベクレルとなっている。 施行は本年4月からで、3月31日までに製造・加工・輸入された食品は経過措置として賞味期限まで暫定規制値を適用する。4月1日以降のものは4月1日から新基準値が適用される。米や牛肉などを原料に製造・加工・輸入された食品は、経過措置として9月30日まで暫定規制値が適用され、完全施行は10月1日から、大豆を原料に製造・加工・輸入された食品の経過措置は12月31日まで暫定規制値が適用され、完全施行は来年1月1日。 食品の新基準値の設定に伴い、飼料の暫定許容値の見直しも検討されるものとみられる。 新基準値超えの食品施行前でも東電賠償 1月23日に農水省で開かれた東京電力福島原子力発電所事故に係る連絡会議で東京電力は、昨年12月以降に出荷自粛されるなどした食品について、4月から適用される新基準を超えていた場合などは、賠償の対象にするとの方針を示した。
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