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養鶏資材やひなも値上がり? 円安、エサ高などで苦慮

2007.02.15発行
 ユーロやドルなどの為替が軒並み円安となっていることや、鉄鋼製品の値上がり、原油高による輸送コストの上昇などで、養鶏の資材関係者も悲鳴を上げている。
 ユーロは、わずか6年前の2000年の秋には1ユーロ=90円を割り込んでいたが、その後一転して上昇し、2月9日現在は160円手前の158円09銭。2000年1月末と07年1月末の比較では51.7%も上昇している。
 ユーロだけでなくドルも同121円56銭で、同じ2000年1月末と07年1月末の比較では13.5%の上昇。
 このため、ヨーロッパや米国から種鶏やケージなどの設備機器を輸入している各社は、値上がり分を製品価格に転嫁せざるを得なくなっており、イタリアのケージメーカーの日本駐在担当も「本当に困っています」と苦慮している。
 生産者の中にはユーロの上昇による資材の値上がりで、国産設備に変更したケースも出ているが、国産も中国の鉄鋼需要の上昇などから、資材コストが高騰しており、値上げせざるを得なくなっているようだ。
 ひなも、輸入種鶏が値上がりしているうえに、昨年からのエサ高や輸送費の値上がりなどで、初生ひなで5円前後、レイヤーの若めすで50〜60円前後のコスト上昇アップとなっており、値上げは必至とみられている。



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