|
|
GAIACOTの対ウイルス効果を確認 日清紡
2007.02.05発行
日清紡績(株)(岩下俊士社長−本社・東京)は去る12月27日、銅イオン導入素材「GAIACOT」(ガイアコット)の高い対ウイルス効果を、鳥インフルエンザウイルスに続き、人インフルエンザウイルスA型と牛ロタウイルスでも確認したと発表した。 「GAIACOT」は、同社が開発した新しい加工プロセスによるシート状のゼオライト(表面に非常に小さな穴が規則的に開いている鉱物の一種)。高い抗菌性や対ウイルス効果、消臭力があるほか、形状がシート状のため、農場作業服や育成シート、マスクなどにも応用できるとのこと。 同社は帯広畜産大学と、「GAIACOT」に導入した銅イオンの効果について共同研究している。このほど実際に感染が起きている人インフルエンザウイルスA型(エンベロープ型)と、一般消毒薬剤に抵抗性があるとされる牛ロタウイルス(非エンベロープ型)について試験したところ、高い対ウイルス性(感染力価抑制効果)があることを確認した。 鳥インフルエンザウイルスを中心に、感染経路対策が注目される中、同社は「GAIACOT」を、衣類やフィルターなどの構成材として、ウイルスの伝播リスクに対する安全性を高められるものとして位置付けている。 問い合わせは同社繊維事業本部マーケティング部の諸橋淳二氏(電06・6267・5527、F06・6267・5679)へ。
ご質問、ご意見、相互リンク、広告の掲載等につきましては、info@keimei.ne.jpまで。
本社:〒104-0033 東京都中央区新川2-6-16
TEL 03(3297)5556 FAX 03(3297)5558
掲載のデータ、文章の著作権は鶏鳴新聞社に属します。
|
|