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ロボエッグを新発売 トムテン 卵の衝撃度を測定 2006.04.05発行 (有)TOMTEN(トムテン、山道弘敬社長―本社・札幌市豊平区福住)は、このほど高性能の鶏卵衝撃測定器「ロボエッグ」を新発売した。 ロボエッグは、農場やGPセンターでの破卵やヒビ卵を減少するために開発したもので、ロボエッグの衝撃センサーカプセルを鶏卵と同じラインに流すことによって、破卵やヒビ卵の原因になる衝撃を、どこで受けるかが特定できる。 農場のインラインコンベアやGPマシンなどでの鶏卵の動きを正確にモニターするために、センサーカプセルは鶏卵と同じ重さ・大きさ・形に作られており、内蔵された3つの加速度計があらゆる角度から衝撃を高精度で測定する。 衝撃度のデータは、センサーカプセルから測定者の手元のハンドヘルドコンピュータにワイヤレスで瞬時に送られ、測定者は衝撃の波形(大きさ)を見ながら、設備のどこで破卵やヒビ卵の発生につながるような衝撃を受けているのかが、ピンポイントで特定できる。 同社は、ポテトコンサルティングからスタートしたカナダSWI社製のジャガイモ衝撃測定器「ジャガロボ」を、2004年から北海道を中心としたポテト業界に紹介して好評を得ており、ロボエッグはその強力な姉妹品である。 ロボエッグの新発売にあわせて、鶏卵に加わる圧力をモニターする「圧力センサーカプセル」と、温度を追跡して測定する「温度センサーカプセル」とを加えた「ロボエッグトータル品質管理パッケージ」を同時に新発売した。 同パッケージは今年1月にアトランタで開催の展示会でも紹介され、来場者の大きな関心を集めた。衝撃・圧力・温度の3つの測定データは、ワイヤレスでモニターして破卵やヒビ卵の防止に役立つほか、HACCP管理のためのデータとしても活用できる。専用ソフトによって、パソコンにダウンロードしたデータを瞬時にチャートに変換したり、エクセルファイルにも転換できる。 同社は、「北米の鶏卵業者では、ロボエッグによって問題点を改善した結果、破卵やヒビ卵が2%以上減少できたところもある」とし、「日本国内の鶏卵業界でも同様な効果を期待している」と語っている。 詳細は、同社(電011・852・5541)へ。
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