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東京・神楽坂で青森シャモロックの料理会

2005.10.25発行
 青森県農林水産部総合販売戦略課ブランド推進グループは10月11日、東京・新宿区神楽坂の赤城亭で『青森シャモロック』の料理会を開いた。
 青森シャモロックは、軍鶏(シャモ)を改良した横斑シャモと速羽性横斑プリマスロックの一代雑種で、県の畜産試験場が20年の歳月をかけて商品化した最高級地鶏。
 特定JAS規格の基準(1平方メートル当たり10羽)の倍に当たる同5羽の広いスペースで、120日間じっくり飼育されるため、肉の味が濃厚でダシがよく出ることや、きめが細かくよく締まって、色も赤くて美しいことなどが特長となっている。この味や肉質が評価され、平成13年からは宮内庁の御料牧場にもひなが供給されている。
 これまでは、出荷羽数が少なかったため、県内のデパートやスーパー、ホテル、専門料理店の一部に販売していたが、昨年から首都圏でも引き合いがあり、イトーヨーカドー木場店などの限定した店舗でテスト販売していた。
 昨年から今年にかけて、ひなの孵化や生産体制を整備し、17年度は年間3万羽、18年度は同10万羽の出荷が可能になったことから、本格的に首都圏でも販売することにしたもので、有名料亭の板前やホテル・レストランのシェフ、マスコミ関係者などが招かれ、青森シャモロックのおいしさを堪能した。
 料理は青森市の日本料理人の会「清包会」のメンバーが、青森シャモロックと旬の青森産の食材を使って腕を振った。手羽と初雪たけのオイル蒸し、むね肉のアピオスロール、もも肉のくん製、皮のコチジャン酢味噌和え、ささみ昆布押し、ささみ松の実叩き、紫黒米の一口鶏飯、ささみの握り、もも肉の塩焼き、まほろば鍋、むね肉とりんご寿司、そぼろの軍艦巻き「彩香」の千草和えなど、多くの料理は、いずれも大変おいしく、青森シャモロックの素材のよさを証明していた。
 料理会には、青森シャモロックの開発に携わってきた畜産試験場養鶏部の西藤克巳部長や青森シャモロック生産者協会の母良田昭会長らも出席し、鶏や肉質の特長、飼育状況などを説明した。



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