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卵価基金基準価格 引き上げ求める声高まる
2004.06.15発行
平成16年度の卵価基金の補てん基準価格が、過去最低の142円になったことから、加入生産者の不満が強まり、期中改定を求める声が高まっている。 卵価基金は、鶏卵価格の低落によって生産者の経営に及ぼす影響を緩和するため、標準取引価格が補てん基準価格を下回った場合、その差額の9割を補てんするもので、経営の下支えとして大きな効果があった。 15年度は、卵価が大幅に下落し、基金の財源不足から年度途中で補てんを打ち切らざるを得なかったことなどから、基金制度の安定的な運営を重視して、今年度の基準価格を大幅に引き下げた。低卵価と鳥インフルエンザの風評被害によって、資金的にも一番厳しい経営環境にある生産者は、期待した補てんがなかったことと、極端に低い水準で決まった基準価格に失望感を強くしている。 基金の会員生産者団体や関係団体では、加入生産者の意向を受けて両卵価基金や全農、全鶏連に補てん基準価格の期中改定(引き上げ)を強く要請しているが、今後はさらに多くの団体からの引き上げ要請が出てくるものとみられる。
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