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イタリアに学ぶ鳥インフルエンザ対策

2004.05.05発行
 世界的に猛威を振るった鳥インフルエンザが日本でも79年ぶりに発生し、養鶏関係者は、いつ、どこで発生するかわからない恐怖と不安から眠れぬ夜が続いた。農林水産省の摘発・淘汰による防疫対策は、発生したら即倒産になりかねないだけに、関係者は強い危機感を抱いたわけだ。こうした中で今年1月に発足したばかりの日本鶏卵生産者協会(梅原宏保会長)は、養鶏産業はもとより、個々の経営が存続できる対策を精力的に政府に要請するとともに、より有効な防疫対策としてワクチンの使用を強く求めている。さらに同会では、対策の参考とするため、去る3月28日から31日にかけて、梅原会長を団長に、中村光夫、栗木鋭三の両副会長、島田英幸専務理事らがイタリアを訪問、OIE(国際獣疫事務局)の鳥インフルエンザ専門家で、イタリア国立ベネチア家畜衛生研究所ウイルス部長のイラリア・カプア博士から、ワクチンを使用して防圧に成功したイタリアの例や、世界で猛威を振るう鳥インフルエンザの防疫対策のあり方などを聞いた。同行した本紙記者の取材メモから「イタリアに学ぶ鳥インフルエンザ対策」としてまとめた。(詳しくは本紙をお読みください)



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