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中国産鶏肉の残留物検査を強化
2002.02.15発行
欧州連合(EU)は1月25日、獣医専門家による特別委員会を開き、冷凍エビなど中国産の一部食品の輸入を緊急停止する勧告を行なった。これは、中国産の輸入品から人体への影響が懸念され、EU域内での使用を禁じている抗生物質のクロラムフェニコールの残留を検出したためで、欧州委員会で正式決定、ただちに実施する。 緊急停止する中国産食品は冷凍エビのほか、ウサギ肉、鶏・七面鳥・アヒルなどの家きん肉類、はちみつ、ペットフードなどが対象。ただ、鶏肉については第三国経由の輸出を除いて、公式な中国からEUへの鶏肉輸出は行なわれていないと言われる。 EUの決定を受け、厚生労働省監視安全課は1月29日、中国(香港含む)産養殖エビとその加工品(調味されたもの除く)、養殖鰻と鰻加工品(調味されたもの除く)については、輸入届出ごとに全ロットを対象とし、また中国産養殖水産物(エビと鰻除く)、ハチミツ、うさぎ肉と鶏肉(いずれも加工品除く)については、輸入届出の約10%を対象として、抗生物質(クロラムフェニコール含む)、合成抗菌剤のモニタリング検査を実施することを決めた。 中国産鶏肉については、現在は、クロピドール、スルファキノキサリンの全量検査が行なわれているが、今回さらにクロラムフェニコールなどの検査が加わることになる。
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