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「卵価回復は依然として赤信号」日鶏協が警告 2001.10.25発行 (社)日本養鶏協会は、このほど「卵価回復は依然として赤信号」と題する生産者向けパンフレットを作成、各生産者に配布した。これは、昨年の「卵価非常事態宣言」で今年の卵価低迷を警告し、現実に昨年を大幅に下回る低卵価で推移しているが、それでもひなえ付けの増加傾向に歯止めがかかっていないことから、このままでは来年の卵価も赤信号が予想されると再警告したもの。パンフレットの概要は次の通り。 平成11年半ばから20数か月にわたり、ひなのえ付け羽数は一貫して増加基調で推移しており、13年の鶏卵生産量は史上最高であった5年の259万7,700トン、161円(全農Mサイズ)に匹敵するものと予想されることから、卵価の先行きは依然赤信号の状態にある。 『来年も鶏卵生産量は260万d台?』 本会の推定値によると、13年は年間260万トンに迫る増勢にある。また、現状のひなのえ付け羽数の伸び率に変化がなければ、来年も本年を上回る生産量となり、卵価の回復は全く期待できないものとなる。 『鶏卵の消費動向に何ら好材料が見当らず』 近年、鶏卵の家計消費(1人当たり)は、10年以降一貫して低迷傾向にあり、13年に入っても同様である。また、最近のさらなる経済状況の影響もあり、鶏卵の消費回復を期待する好材料を見つけるのが困難な状況にある。 以上の状況を踏まえて、日本養鶏協会は強く次のことを要望する。 @異常なひなえ付け増は自粛し、計画生産を順守しましょう。 A繰り上げ淘汰の実施などにより、需要に見合った生産量を確保しましょう。 B衛生管理と鶏卵の品質管理ならびに賞味期限表示の徹底などを図り、新鮮で安全な鶏卵の生産に努めましょう。
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