2月輸入 鶏肉5.9%増、調製品減少 加工卵は凍結卵黄を除き減少

財務省は2020年2月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。

《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比5.9%増の4万3919トンで、このうちブラジルは横ばいの3万2131トン、タイは25.4%増の1万505トン、アメリカは19.2%増の973トン。鶏肉調製品は中国の春節や、新型コロナウイルスの影響による減少などを反映して9.7%減の3万1971トン。その他の家きん肉(主にアヒル)は19.9%減の322トン。

1~2月の輸入累計は鶏肉が前年同期比96.4%増、鶏肉調製品が8.4%減、その他の家きん肉が1.8%減。

《鶏卵関係輸入》加工卵は、凍結卵黄の前年同月比44.6%増を除いて軒並み減少。殻付卵は10.8%増の5トンを輸入した。

1~2月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比4.4%減、凍結卵黄が13.6%増、全卵粉が5.7%増、卵黄粉が26.5%減、卵白粉が1.3%増、殻付卵が0.1%減。

2月の輸入卵の殻付換算は1万40㌧(前年同月比22.5%減)で、1~2月累計では1万9537㌧(前年同期比2.0%減)。