鶏肉輸入5万トン台、殻付卵輸出は増加傾向 8月輸出入

財務省は2019年8月分の通関実績をまとめた。

《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比0.6%減の5万517トン(ブラジル9.4%増、タイ28.0%減)。鶏肉調製品は2.6%減の4万1959トン。この結果、直近3か月(6~8月)の鶏肉輸入量は前年同期比4.79%増の14万7090トン、鶏肉調製品は1.93%減の12万7585トン。

1~8月累計は鶏肉が3.1%減、鶏肉調製品が1.5%増、鶏の肝臓が11.3%増、七面鳥肉が4.6%減、家きん肉が20.1%減、その他の家きん肉調製品が43.9%増。

《鶏卵関係輸入》凍結全卵は前年同月比2.5%減、凍結卵黄は31.5%減、凍結卵白は66.7%減、全卵粉は48.1%増、卵黄粉は17.0%減、卵白粉は20.0%減。殻付卵は2.9%増の4トン。最大輸入品目の卵白粉は、直近3か月で前年同期比0.34%減の2495トンが入った。

1~8月累計は凍結全卵が7.6%減、凍結卵黄が9.5%増、凍結卵白が32.3%減、全卵粉が14.2%減、卵黄粉が16.0%減、卵白粉が1.2%減、殻付卵が9.7%増。

8月の輸入卵の殻付換算は前年同月比14.2%減の9312トン。1~8月累計では前年同期比3.8%減の7万7199トン。

《鶏肉・鶏卵関係輸出》8月の鶏肉輸出は前年同期比39.9%減の549トン、殻付卵は34.6%増の720トン。1~8月累計では鶏肉が前年同期比1.2%減の6094トン、殻付卵が52.6%増の5243トン。