鶏卵96%、鶏肉64% 平成29年度カロリーベースの食料自給率

1人1年供給純食料 鶏卵17.3キロ、鶏肉13.4キロ

農林水産省は8月8日、平成29年度のカロリーベース(供給熱量ベース)の食料自給率が前年度と同じ38%になったと公表した。平成28年に天候不順で減少した小麦、てんさいの生産は回復したものの、米の消費量が減退し、畜産物の輸入量も増加したことなどが要因。生産額ベースの食料自給率は、米の生産額は価格上昇により増加したが、畜産物や魚介類の輸入額も円安の影響で増加したため、前年度を2ポイント下回る65%となった。

29年度の鶏卵の国内生産量は260万1000トン(前年度比1.7%増)、輸入量は11万4000トン(同20.0%増)、輸出量は5000トン(同25.0%増)で、国内消費仕向量は271万トン(同2.3%増)。この結果、鶏卵の自給率は輸入増加のため1ポイント減の96%となった。

29年度の鶏肉の国内生産量は157万5000トン(同1.9%増)、輸入量は90万5000トン(同7.5%増)、輸出量は1万トン(同11.1%増)で、国内消費仕向量は244万8000トン(同3.3%増)。この結果、鶏肉の自給率も輸入増加のため1ポイント減の64%となった。

その他の肉類の自給率も輸入増加のため、牛肉は2ポイント減の36%、豚肉は1ポイント減の49%。牛乳・乳製品は2ポイント減の60%、魚介類は1ポイント減の52%となった。

飼料自給率を考慮した自給率は鶏卵、肉類、牛乳・乳製品とも前年度を1ポイント下回り、鶏卵は12%、鶏肉は8%、牛肉は10%、豚肉は6%、牛乳・乳製品は26%となった。

国民1人・1年当たりの供給純食料は、鶏卵は前年度を0.4キロ上回る17.3キロ、鶏肉は0.4キロ上回る13.4キロ、牛肉は0.3キロ増の6.3キロ、豚肉は0.4キロ増の12.8キロであった。

国民1人・1日当たりの供給熱量は、前年度比14.4キロカロリー増の2444.3キロカロリー、たんぱく質は0.9グラム増の78.8グラム、脂質は1.7グラム増の81.7グラムで、PFC熱量比率は、たんぱく質(P)12.9%(前年度12.8%)、脂質(F)30.1%(同29.6%)、糖質(C)57.0%(同57.6%)であった。

飼料自給率は前年度比1ポイント減の26%。需要量は3.3%増、粗飼料の供給量は5.0%増(うち国内供給は5.1%増)、濃厚飼料の供給量は2.8%増(うち純国産原料は2.9%減)となった。