鶏卵1位は小美玉市(茨城)、ブロイラー1位は大崎町(鹿児島) 平成30年の市町村別産出額

農林水産省は3月17日、平成30(2018)年の市町村別農業産出額(推計、農林業センサス結果などを活用)を公表した。

養鶏の産出額が多い市町村は、①鹿児島県大崎町232億4000万円②岩手県二戸市215億7000万円③宮崎県都城市185億1000万円④茨城県小美玉市154億7000万円⑤鹿児島県出水市126億7000万円⑥宮崎県日向市117億7000万円⑦鹿児島県南九州市109億4000万円⑧鹿児島県垂水市95億1000万円⑨静岡県富士宮市92億8000万円⑩広島県庄原市86億2000万円――となった。前年との比較では、前年1位の二戸市と2位の大崎町の順位が入れ替わったほか、前年10位の垂水市が8位に上昇し、前年8位の富士宮市と前年9位の庄原市が順位を1つずつ下げた。

このうち、鶏卵の産出額が多い市町村(統計数値を公表)は、①茨城県小美玉市153億6000万円②鹿児島県南九州市94億1000万円③広島県庄原市86億1000万円④静岡県富士宮市81億9000万円⑤鹿児島県出水市81億6000万円⑥香川県三豊市73億8000万円⑦岩手県盛岡市72億6000万円⑧青森県八戸市72億1000万円⑨新潟県村上市70億6000万円⑩茨城県坂東市70億4000万円――の順。前年との比較では、前年9位の三豊市が6位、前年10位の八戸市が8位に上昇。これに伴い前年6位の盛岡市は7位、前年7位の村上市は9位、前年8位の坂東市は10位に順位を下げた。

ブロイラーの産出額が多い市町村(統計数値を公表)は、①鹿児島県大崎町231億7000万円②岩手県二戸市215億7000万円③宮崎県都城市154億7000万円④宮崎県日向市110億3000万円⑤鹿児島県垂水市94億3000万円⑥青森県南部町74億1000万円⑦岩手県洋野町66億8000万円⑧岩手県一関市64億円⑨宮崎県都農町58億8000万円⑩宮崎県小林市58億2000万円――の順。前年との比較では、前年1位の二戸市と前年2位の大崎町の順位が入れ替わった。

平成30年の鶏卵相場の年間平均は180円(前年比27円安)、食鳥相場のもも肉は595円(同31円安)、むね肉は282円(同34円安)であった。

平成30年の市町村別養鶏産出額