養鶏用は0.1%増の1032万トン 令和元年の配合飼料生産量

成鶏用とブロイラー用も増加

農林水産省がまとめた令和元年12月分の配・混合飼料の生産量は前年比1.7%増の222万8651トンで、このうち配合飼料生産量は1.6%増の217万8746トン、養鶏用は0.4%減の92万9784トン。養鶏用、ウズラ用の内訳は次の通り。

養鶏・育すう用=生産量6万3000トン▽前年比96.7%▽出荷量6万2879トン▽前年比95.9%▽バラ出荷6万1908トン▽月末在庫2786トン

養鶏・成鶏用=生産量52万5003トン▽前年比99.3%▽出荷量52万6130トン▽前年比98.7%▽バラ出荷52万1687トン▽月末在庫6126トン

養鶏・ブロイラー用=生産量34万1781トン▽前年比100.6%▽出荷量34万5186トン▽前年比100.8%▽バラ出荷34万2670トン▽月末在庫6094トン

ウズラ用=生産量2803トン▽前年比93.2%▽出荷量2780トン▽前年比97.9%▽バラ出荷2730トン▽月末在庫560トン

配合飼料の工場渡し価格(バラ出荷、円/トン、税込み)は次の通り。

大すう用=6万1270円(前年比99.3%)▽成鶏用=6万7364円(同98.9%)▽ブロイラー用前期=7万7435円(同98.6%)▽ブロイラー用後期=7万1212円(同98.6%)▽全畜種加重平均(袋、バラ)=6万6410円(同99.3%)

この結果、令和元年(1~12月)の養鶏用飼料の生産量は前年比0.1%増の1032万3887トンとなった。【養鶏用配合飼料の生産量・出荷量の推移】

このうち育すう用の生産量は5.2%減の68万641トン、出荷量は8.1%減の68万1983トン。成鶏用の生産量は0.4%増の580万1586トン、出荷量は0.3%減の581万1508トン。ブロイラー用の生産量は0.7%増の384万1660トン、出荷量は0.1%増の386万7914トン。ウズラ用の生産量は3.7%減の3万711トン、出荷量は3.4%減の3万274トンとなった。

育すう用の出荷量は東北が前年を上回り、県別では岩手、宮城、秋田、栃木、千葉、東京、富山、岐阜、静岡、京都、大阪、島根、徳島、熊本が前年を上回った。

成鶏用の出荷量は北海道、北陸、東海、中国、九州が前年を上回り、県別では北海道、宮城、秋田、埼玉、東京、神奈川、富山、山梨、岐阜、愛知、京都、和歌山、島根、岡山、広島、愛媛、大分、鹿児島が前年を上回った。

ブロイラー用は東北、北陸、関東・東山が前年を上回り、県別では岩手、宮城、秋田、山形、茨城、群馬、埼玉、東京、新潟、石川、福井、愛知、滋賀、奈良、島根、岡山、香川、高知、長崎、熊本、大分が前年比を上回った。

ウズラ用の出荷量は茨城、栃木が前年を上回った。