食の安全・安心ソリューション展 トウ・ソリューションズが秋葉原で

食品工場で役立つ各システムが紹介された

キユーピーグループの㈱トウ・ソリューションズ(神路祇司社長―本社・東京都調布市)は5月22日、食品工場の経営者や品質管理者らに向けた展示会『第8回食の安全・安心ソリューション展inアキバ』を東京都千代田区の秋葉原UDXギャラリーネクストで開いた。同展では、生産管理・製造実行システム『FOODPROCS―Lⅰte』や、健康入室管理システム『クイックチェッカー』、GPセンター向け業務支援システム『RunPack(ランパック)』の体験コーナーも設けられた。

このうちキユーピーグループの国内外の工場が導入している『FOODPROCS―Lⅰte』は、管理者が各製品の製造計画を立てるだけで、システムが自動で調合予定日や必要量を立案し、在庫が最適になるよう発注計画を自動作成するもの。配合事故を防ぐためのシステム『QITEC』がパッケージ化・クラウド化され、原料ロス防止によるコスト削減や、トレーサビリティの確保にもつながる。

『クイックチェッカー』は、入室者が専用機器に約3秒間顔をかざすと体温を測定でき、体調不良者の入場を防げるほか、アルコール検知器と連携させれば飲酒運転の防止にも役立つ。『RunPack』は、鶏卵相場を加味した単価計算や、受注情報の伝達などを一括して自動で実施し、毎日の売上高や粗利を確認できる。

㈱イシダやNECフィールディング㈱、オムロン㈱など11社も最新システムを紹介した。