需要に見合った生産体制構築を 全農たまごが要請

JA全農たまご㈱(本社・東京都新宿区)は12月20日、取引先の鶏卵生産者に対し「需要に見合った生産体制構築のお願い」を通知した。

同社では、①鶏卵生産量が回復基調にあり、需給失調が起きる可能性が十分考えられる②飼料価格の高止まりをはじめとしたコストの増加が懸念される③需要はコロナ以前の水準には到底及ばない――とみている。

供給が需要を上回った場合は相場が低迷するため、安定した経営環境の実現には「販売先の業態と状況に応じた生産が不可欠である」とし、個々の需要に見合った生産体制の構築への取り組みを要請している。