配合飼料の価格差は2倍弱 農水省の生産資材価格調査

農林水産省は8月2日、平成30年度「国内外の農業資材の供給状況に関する調査」の結果を公表した。

同調査は、農業者が良質で低廉な農業資材の調達する際や、農業資材メーカーが合理化に向けて検討する際に参考となるよう実施したもの。

国内の資材価格のうち肥料、農薬、被覆資材・ダンボール、農業用ハウスは販売店に調査票を郵送し、農業機械は主要メーカーの最も売れている形式の希望小売価格を調査。

本紙関係の配合飼料価格については、2019年3月に畜産経営者312戸へ購入価格のアンケート調査を実施し、300戸から回答を得た(18年は314戸にアンケート、回答305戸)。

畜種別の購入価格は表の通りで、昨年と同様に大きな幅があった。平均の購入価格は昨年に比べて上昇している。

最高価格と最小価格を比較すると、成鶏(採卵鶏)用で1.872倍(18年1.957倍)、ブロイラー用で1.671倍(同1.755倍)、乳牛用で1.689倍(同1.801倍)、肉牛肥育用で1.705倍(同1.807倍)、肉牛繁殖用で1.992倍(同1.775倍)、肉豚肥育用で1.966倍(同2.019倍)となった。銘柄により飼料の内容に差があることもあるが、価格に大きな幅があることが明らかになった。