福島大学の学生と留学生を卵で応援 福島県養鶏協会

卵を届けた(左から)酒井社長と中山社長

卵を食べて元気を出して――。福島県養鶏協会(会長=三品清重㈱アグリテクノ社長)は5月1日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でアルバイトや帰省ができず、生活費と栄養面で不安を抱える福島大学の学生や留学生らに卵計330パック(1パック10個入り)を無償提供した。

同協会の会員が善意で企画し、学生寮と国際交流会館に住む330人を対象に支援。全員に卵1パックが分配されるようにした。

大学敷地内で行なわれた贈呈式には、㈲中山養鶏場の中山宗隆社長と、㈲松川養鶏の酒井裕之社長が出席。密閉・密集・密接の『3つの密』を避け、衛生面に配慮した上で同大食農学類の小山良太教授と、服部正幸研究員に卵を渡した。

今回の卵の提供者はアグリテクノ、中山養鶏場、松川養鶏、㈱サカマキの4社。卵を届け終えた酒井社長は「学生たちは新型コロナウイルスの影響で大変な中にある。それぞれが夢に向かって進めるよう応援したい」と語った。今後は県内の他大学への贈呈も検討しているという。