生販物一体型の拠点「関西キユーポート」新設 キユーピー

「関西キユーポート」の完成イメージ

キユーピー㈱(本社・東京都渋谷区)は、伊丹工場(兵庫県伊丹市)の跡地に、タマゴ加工品の生産拠点を中心とするグループの生販物一体型の拠点「関西キユーポート」を新設する。

関西キユーポートでは、これまで別棟に分かれていた割卵工場とタマゴ加工品の生産工場を集約し、割卵から加工までの一貫生産体制を整える。今後需要拡大が見込まれるタマゴ加工品の生産合理化を図り、商品開発のスピードを加速させて多様化する顧客ニーズに応える。さらに周辺に点在するグループ各社の営業・物流部門を集約し、生販物一体型の拠点として部門間のシナジー(相乗効果)を向上させる。

関西キユーポートの竣工は2020年1月、稼働は同年春ごろで、建築面積は約4000平方メートル、延べ床面積は約2万平方メートルの予定。投資額は約115億円。