欧州各国でもHPAI発生

農林水産省は、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生した国・地域からの輸入を順次、停止している。

オランダの北ホラント州の裏庭家きん農場と南ホラント州の家きん飼養農場、北ブラバント州の七面鳥農場で新たにHPAI(H5N8亜型)が発生し、12月3日付でオランダが定める家畜衛生単位20区域のうち第2番、8日付で第14番、1月6日付で第17番の区域から家きんの初生ひな・種卵・液卵の輸入を停止した。これにより輸入停止地域は13区域となった。

フランスのランド県、ヴァンデ県、ドゥー・セーブル県、オート・ピレネー県のアヒル農場で新たにHPAI(H5N8亜型)が発生し、12月7日付でランド県、15日付でヴァンデ県とドゥー・セーブル県、24日付でオート・ピレネー県と制限地域が及んだジェール県、1月5日付で制限地域が及んだピレネー・アトランティック県、14日付で制限区域が及んだロット・エ・ガロンヌ県から生きた家きん・家きん肉・卵などの輸入を停止した。これにより輸入停止地域は10県となった。

ドイツのメクレンブルク=フォアポンメルン州の採卵鶏農場、ザクセン州の繁殖ガチョウ農場、テューリンゲン州の裏庭養鶏場で新たにHPAI(H5N8亜型)が発生し、12月7日付でメクレンブルク=フォアポンメルン州と制限地域が及んだブランデンブルク州、29日付でザクセン州、1月12日付でテューリンゲン州から家きん肉・卵などの輸入を停止した。これにより輸入停止地域は生きた家きんがドイツ全土、家きん肉・卵は6州となった。

ウクライナの裏庭家きん農場でHPAI(H5亜型)が発生し、12月8日付で同国から家きん肉・卵などの輸入を停止した。

ハンガリーのコマーロム・エステルゴム県の七面鳥農場、バーチ・キシュクン県の採卵鶏農場でHPAI(H5N8亜型)が発生し、1月7日付でコマーロム・エステルゴム県と制限地域が及んだジェール・モション・ショプロン県、15日付でバーチ・キシュクン県から生きた家きん・家きん肉・卵などの輸入を停止した。

リトアニアのカウナス郡の裏庭養鶏場でHPAI(H5N8亜型)が発生し、1月9日付でカウナス郡から家きん肉・卵などの輸入を停止した。