暖冬で食鳥相場の前年割れ続く

食鳥相場(日経・東京・正肉加重)は今年1月も、生産は順調な一方、暖冬などの影響で鍋物需要が振るわず、1月28日までの平均で、もも正肉623円(前年1月平均648円)、むね正肉263円(同271円)にとどまっている。もも肉は2017年7月から、むね肉は2018年3月から前年同月割れが続く状況。

2月も国内の生産は順調に推移するとみられる一方、日本食肉輸出入協会の2月の鶏肉輸入量予想は前年比11.7%増の4万6300トンが見込まれるなど、現状では国内相場が上昇する気配はみられない。