新JASマーク決定 特定JASなど3種を統合

農林水産省は10月19日、新たなJASマークのデザインを決定した。今後、速やかに告示し、新JASマークをPRしていく。

JASマークは現在、品質の平準化を目的に醤油や乾麺、木材などに表示されている〝丸JASマーク〟のほか、地鶏肉や熟成ハムなど、特別な方法や基準で生産している畜産物や、品質に特色がある食品に付けられる「特定JASマーク」「有機JASマーク」など4種類がある。JASマークの改定は、日本の農畜産物を国内、国外の市場でよりアピールする目的で実施。

新JASマークでは「特定JASマーク」「生産情報公表JASマーク」「定温管理流通JASマーク」を統合し、デザインは一般投票で最も票数が多かった日本を象徴する「富士山」と日の丸を連想させる「太陽」を組み合わせたシンプルなもの【写真右】とした。規格の内容(例えば地鶏肉)は、富士山の裾野部分に記載する。配色の指定はない。

丸JASマークと有機JASマークは残るが、丸JASマークの上には「日本品質」、有機JASマークの上には「Organic」の文言を載せる方向で検討している。