成鶏更新・空舎延長事業が再発動 鶏卵価格差補てん額は49.418円

(一社)日本養鶏協会は2月1日、鶏卵の日ごとの標準取引価格が142円/キロとなり、安定基準価格の163円/キロを下回ったため、平成30年度では2回目の成鶏更新・空舎延長事業が発動したと発表した。

会員向けに送付した「日鶏協速報」の中では「鶏卵の需給改善を早期に図るためには、本事業に積極的に参加していただき少しでも多くの成鶏を淘汰することが重要となっておりますので、特に大規模生産者の方々の積極的な成鶏淘汰及び雛の導入抑制へのご理解・ご協力をお願いします」と呼びかけている。

また、食鳥処理場への申し込みと出荷に当たっては「食鳥処理場の過重労働等にならないよう関係法令等に留意しつつ、食鳥処理業者と十分に調整の上、計画的な出荷をお願いします」としている。

鶏卵価格差補てん事業の補てん額は減額

日本養鶏協会は同日、1月の鶏卵価格差補てん事業の標準取引価格を111.72円、1キロ当たりの補てん額を49.418円と発表した。所定の計算式に基づく補てん額からは16.534円(25%)の減額となっている。