各地で卵の魅力と消費の拡大をPR(下)

鳥取会場も盛りだくさんのイベント

鳥取会場の「じゃんけん対決」ではみんな笑顔に

㈲ユミハマファーム(鳥取県境港市)は11月3日、同ファームGPセンター前の特設スペースで、恒例の『いいたまごの日』PRイベントを開き、安全・安心な国産の卵や鶏肉の魅力をアピールした。

今年も人気の「じゃんけん対決」と「焼き鳥・目玉焼きの提供」に加えて、おこわや茶碗蒸しの販売コーナー、「ゆで卵早むき競争」「ピンポン玉入れゲーム」「ひよことふれあい」「ゆでor生? ロシアンルーレットゲーム」などの楽しいアトラクションを実施。

「じゃんけん対決」は、会場の産みたて卵を200円分購入するごとに、スタッフとじゃんけんが1回できるもので、勝つと100円引き、負けても50円引きになる。焼き鳥と目玉焼きは、引換券を配布することで混乱なくより多くの人が楽しめるようにし、配布数も把握できるようにした。

同ファームは、『いいたまごの日』が制定された2010年から毎年、イベントを開き、秋の催し物として地域に定着しつつある。今年も約1700パックが売れ、売り切れ商品も出るなど大盛況となった。

茨城県は11月11日に〝空のえき〟で

茨城会場の2000人分「大鍋鶏ニラ玉スープ」

茨城県では11月11日、小美玉市の空のえき「そ・ら・ら」と茨城空港ターミナルビルの一部で『第3回オミタマ玉子王国のそ・ら・ら玉子王国まつり』が催され、地域の消費者や観光客ら約5500人が来場した。

イベントは、小美玉市養鶏協会や茨城県養鶏協会、奥久慈しゃも生産組合、地域の農協や生協、航空・空港関連会社、空のえき「そ・ら・ら」、茨城交通、行政機関など12団体で構成する同まつり実行委員会(実行委員会長=中村強小美玉市養鶏協会会長)が主催し、大手新聞各社の水戸支局やNHK水戸放送局、茨城放送、地域のFMラジオ局なども後援。

市町村別の鶏卵産出額が全国トップの小美〝玉〟市をPRしようと、関係者が一致協力して2000人分の「大鍋鶏ニラ玉スープ」の配布、食の体験教室「玉子かけご飯教室」、マヨネーズから手作りする「じゃがマヨ作り体験教室」「ダチョウとニワトリの卵焼きくらべ」「ヒヨコ抱っこ」「タマリエ検定」、卵の模型をスプーンに乗せてゴールまで運ぶ「芝生エッグRUN」、1回100円で7771グラムぴったりの卵の計量に挑戦する「スリーセブン玉子量り売り」、優勝すると〝玉子半年分〟がもらえる「じゃんけん大会」、集まった35作品のうち上位5人に〝玉子半年分〟が贈られた「玉子料理レシピ表彰式」、〝玉子の落書き〟がし放題の「落書きバス」などを運営し、各コーナーとも大人気に。

「市養鶏協会の焼き鳥」「奥久慈しゃもの焼き鳥」「カタラーナ(イタリアンクレームブリュレ)」の販売コーナーなども多くの来場者に喜ばれた。

同イベントは、NHKの地域情報番組やFMラジオの番組、茨城新聞、朝日新聞デジタル、「ウォーカー+」、「Yahoo!ロコ(検索サイトのヤフーの地域情報版)」ほか多くのメディアに取り上げられ、大きなPR効果があったようだ。

卵の楽しさ発信 たまニコin宮崎大会

宮崎会場ではゆで卵お絵かきコーナーも子どもたちに人気

宮崎県養鶏農協青年部(部会長=今村彰亨㈱ミヤポー社長)は11月18日、宮崎市のJA・AZM(アズム)ホールで催された「Karada Good Miyazakiフェスタ2018」に参加し、12回目の『たまごニコニコ大作戦in宮崎大会』を催した。

青年部のメンバーや家族、各企業の従業員ら20人と、県畜産振興課、県経済連、県養鶏協会、児湯養鶏農協、鶏卵関連企業などの30人が揃って「たまニコTシャツ」を着て、宮崎県産の卵の魅力と消費拡大をPR。

卵の知識が学べる「たまごクイズ大会」や、「ゆで卵2個(たまニコ)早むき大会」「卵2個のオムライスづくり体験」「ひよこふれあい体験」のほか、昨年から取り組んでいる「ゆで卵お絵かきコーナー」や、SNSのインスタグラムにハッシュタグ「#たまご1日2個」を付けた写真をアップした人に景品をプレゼントする〝エッグスタグラム〟企画も実施した。

クイズ大会の参加者を対象に、組合員が生産した卵を1パック150円で限定販売し、1000パックが完売。購入者には景品が当たる「クジ引き大会」も用意した。

人気の「オムライスづくり体験」は、今年も行列が絶えず、予定を上回る480食を提供。会場は例年のように、子供から大人まで多くの消費者で大盛況となり、卵の楽しさやおいしさ、正しい知識が地域の消費者に広く発信された。

埼玉は「たまニコinドリームフェスタ」

埼玉会場では子どもから大人まで、多くの消費者がクイズを通じて卵の基本的な知識を学んだ

埼玉県養鶏協会青年部は11月17、18の両日、朝霞市の朝霞の森広場で開かれた『2018彩の国食と農林業ドリームフェスタ』内で、恒例の『たまニコinドリームフェスタ』を催した。

今年は雨に降られることもなく、多くの消費者が来場。青年部のメンバーは一致協力して、会員が生産した新鮮な埼玉県産卵や、親鳥を使った「たまご屋さんの親子バーガー」などを販売した。

「たまごクイズ」や農場紹介パンフレットの配布なども実施し、卵の正しい知識や、会員各社それぞれの魅力を積極的にPRした。