各地で卵の魅力と消費の拡大をPR(上)

各地で災害が相次いだ今年も収穫の秋を迎え、『いいたまごの日』のPRイベントが全国で元気に催されている。各会場の取り組みをまとめた。

たまごニコニコ大作戦in広島

『1日2個以上食べてくれる人』限定で、1250パックを完売!!

『たまごニコニコ大作戦2018in広島』は10月27日、広島市中央公園や広島城などで開かれた「地産地消de広島応援 ひろしまフードフェスティバル」に合わせて開催。ブースは例年同様に(一社)広島県養鶏協会が提供し、地域の養鶏家や関連業者も力を合わせて、鶏卵の魅力や消費拡大をアピールした。

当日の天気予報は雨だったものの、鶏卵業界人の〝たまごパワー〟のためか朝には晴天に。各農場が協賛して、昨年と同数の1250パックの卵を販売し、国産卵の安全性や保管方法、赤玉と白玉の栄養価の違いなどについて、正しい知識をたずねるアンケートも実施した。

卵は『1日2個以上食べてくれる人』限定で、2パック250円で販売したが、すべて3時間で完売。同会場は毎年継続的に実施することで、認知度が年々上昇し、〝たまニコ〟を目当てにフェスティバルに来る人も増えてきているとのことだ。

広島会場の協力・協賛企業・団体は次の通り。

卵の協賛=㈱マルサン、㈱フレッズ、㈲ダイノーエッグ(島根県)、㈲津口ファーム、全農広島鶏卵㈱、㈲ゆう食品、(農)石本農場

協力団体・企業=広島県養鶏協会(会場ブース提供)、㈲向原農園、全農広島県本部、フィード・ワン㈱、㈱アスコ、㈲千代田ファーム、共和機械㈱、大石産業㈱、内外飼料㈱(順不同)

たまニコ2018愛知大会

愛知会場では料理の実演も行ない、消費拡大を働きかけた

(一社)愛知県養鶏協会(齋藤利明会長)と、若手会員らで構成する『たまニコ2018愛知大会』実行委員会は11月10日、同日に「全国丼サミット」や収穫祭が開かれた愛知県田原市のサンテパルクたはら(田原市芦ヶ池農業公園)で、恒例のたまニコイベントを共催した。

今年も盛りだくさんのイベントを用意し、「たまご簡単料理実演と試食会」「ゆで卵の早むき競争」「『にわとり・うずら』たまごアンケート」「ひよこふれあい広場」「ぬり絵大会」「たまゴルフ大会」を実施。

「あいタマ君」「なごっぴー」「うずラッキー」「オム・レッツくん」が登場する「ゆるキャラまつり」も実施。会場は多くの消費者でにぎわい、卵についての正しい情報を共有しながら、地域の生産者との交流を楽しんだ。

関西鶏卵流通協は宝塚でイベント

宝塚の消費者や観光客に、正しい知識を積極的に啓発した

関西鶏卵流通協議会(宮﨑宏治会長)は11月3日、兵庫県宝塚市の「ソリオ宝塚」で『いいたまごの日2018』イベントを開催。卵を1分以内に3秒立たせた子どもに景品、大人には卵1パックか「たまごギフト券」をプレゼントする「たまご立てゲーム」や、卵の基本的な知識を解答する「たまごクイズ」を実施した。

解答のヒントを印刷したチラシも配布したほか、卵に関する様々な情報を紹介した大型ポスターも多数掲示し、卵の正しい知識の普及啓発に注力。チラシの裏面には、「たまごニコニコ料理甲子園」の全国6エリアの代表作品の写真や作り方を印刷し、家庭での調理を働きかけることで、鶏卵消費の一層の拡大を図った。

たまごかけごはんシンポジウムも

全国のたまごかけごはんファンが今年も集まった

『第14回日本たまごかけごはんシンポジウム』(主催・同シンポ実行委員会)が今年も10月28日、島根県雲南市の吉田勤労者体育センター周辺で開かれ、全国のTKG(卵かけご飯)ファン約1200人がイベントを楽しんだ。

各地のこだわり卵や専用醤油が出品され、羽釜で炊いたご飯とともにトークセッションや、〝TKGと相方への愛〟が試される「TKG二人羽織早食い競争」「ききたまごかけごはん」などのイベントが実施された。