令和2年の初生ひな輸入 前年を27.8%下回る

令和2年の初生ひな(鶏)の輸入羽数

農林水産省動物検疫所は、このほど令和2年の初生ひなの輸入統計(速報値)をまとめた。

卵用鶏と肉用鶏を合わせた初生ひなの輸入羽数は、前年に比べ27.8%減少し、33万7326羽となった。

卵用原種鶏はカナダ、アメリカの2か国から輸入され、51.1%増の3万767羽。

卵用種鶏はオランダ、フランス、アメリカの3か国から輸入され、8.3%減の9万9604羽。

肉用原種鶏はイギリス、フランス、アメリカの3か国から輸入され、31.7%減の11万3507羽。

肉用種鶏はイギリス、フランス、アメリカの3か国から輸入され、43.0%減の9万3448羽。

卵用コマーシャル鶏と肉用コマーシャル鶏の輸入はなかった。

国別にみると、イギリスは44.6%減の12万9836羽(肉用原種鶏11万2137羽、肉用種鶏1万7699羽)。

オランダは62.9%増の8万7431羽(すべて卵用種鶏)。

フランスは156.5%増の6万6974羽(卵用種鶏9734羽、肉用原種鶏710羽、肉用種鶏5万6530羽)。

カナダは70.3%減の9464羽(すべて卵用原種鶏)。

アメリカは58.6%減の4万3621羽(卵用原種鶏2万1303羽、卵用種鶏2439羽、肉用原種鶏660羽、肉用種鶏1万9219羽)。

輸入初生ひなの検疫件数は57件で、前年に比べ16件減少した。検疫解放率は、卵用鶏が96.8%(入検13万4613羽、解放13万371羽)、肉用鶏が96.2%(入検21万5189羽、解放20万6955羽)であった。