今年上期の鶏肉需給と下期の価格見通し

もも肉の消費拡大が課題に むね肉は一貫して堅調に推移

今年前半の鶏肉相場(日経・東京・正肉加重、1~6月)は、新型コロナ下の堅調な家計消費に支えられ、もも肉が前年同期比79円高の678円、むね肉が同53円高の305円となった。生産面では西日本での高病原性鳥インフルエンザや、全国的な大腸菌症の発生も聞かれたが、生産体制は大崩れせず、供給は安定的に推移。ただ春以降はもも肉に余剰感がみられ、1年3か月にわたる外食不振も地鶏・銘柄鶏の産地や業務卸は打撃を受け続けている。事業内容で明暗が分かれた半年間と今後について、関係者の見方をまとめた。

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