中華と食鳥肉フェスタでコラボ 東京食鳥組合

組合員のほか一般消費者の来場も受け入れ、食鳥肉と中華の魅力をPRした

東京都食鳥肉販売業生活衛生同業組合(鈴木章夫理事長)と、東京都中華料理生活衛生同業組合(玄地正和理事長)は11月19日、台東区の都立産業貿易センター台東館で「2019中華・食鳥肉フェスタin浅草」を共催した。同フェスタは2012年に、東京中華組合が毎年開いていた「中華フェスタ・中華料理技術コンクール」のテーマが『鶏肉』となったことが縁で共催イベントとして始めたもの。

開会式では、両団体を代表して東京中華組合の玄地理事長と、東京食鳥組合の鈴木理事長(㈱鳥藤)があいさつした。

玄地理事長は最近、BS-TBSの番組「町中華で飲ろうぜ」の人気が高まっていることに触れ、「町中華のブームを起こしたい。栄養やコラーゲンがたっぷりの食鳥肉についても、おいしい食べ方などを皆さんに知っていただければ」とコメント。

鈴木理事長は鶏肉について「鶏肉と中華は切っても切れない仲。中華料理では、鶏の頭から足まですべての部位が使われる。ヘルシー志向にも合うため、需要も大変伸びている」と紹介した。

祝辞を述べた東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課の木村秀嘉課長は、オリンピック・パラリンピックも控えて増加を続ける訪日外国人に触れ、「観光庁の昨年の訪日外国人向けアンケートで〝最も満足した日本食〟の2位がラーメン(1位は肉料理)となり、別の調査で焼き鳥は〝居酒屋で一番人気のメニュー〟となっていた。甘辛い醤油の味が、外国人に非常に好まれているようだ」と紹介し、両団体の役員と来賓が揃ってテープカット。

東京食鳥組合もブースを設け、鳥藤が白レバー煮と砂肝やわらか煮、皮せんべい、ペッパーチキン、合羽橋栃木屋がから揚げ、㈱鳥新が焼き鳥を出展。各商品の詰め合わせなどを300円で販売したほか、食味アンケートの回答者には、若どりのから揚げ粉やレシピ紹介のパンフレットなどをプレゼントした。