ワールド・エッグ・デーを盛り上げよう IECが呼びかけ

国際鶏卵委員会(IEC)は、今年10月9日の「ワールド・エッグ・デー」を盛り上げようと呼びかけている。

「ワールド・エッグ・デー」は、1996年のIECウィーン会議で制定された記念日で、毎年10月の第2金曜日。

日本では、なじみが薄い移動記念日であることや、11月5日の「いいたまごの日」があるため、注目度は高くないが、世界には独自の卵の記念日がない国もあり、各国の鶏卵関係者によりワールド・エッグ・デーのイベントが毎年催されている。

今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で健康への関心が高まり、インターネットを介した集まりが増えていることから、IECでは「バーチャルイベントを過去最高に盛り上げる好機にしよう」と呼びかけているもの。

今年のテーマは「卵、完璧なたんぱく源をはるかに超えるもの」(Eggs much more than the perfect protein)とし、①〝天然のビタミン剤〟とも言われるほどビタミンやミネラル、抗酸化物質、葉酸、コリンなどの機能性成分が豊富②生産物に対する資源使用量や炭素排出量の少なさから、環境への影響が低く、持続可能性がきわめて高いたんぱく源として認知されている③入手しやすさや栄養価の高さから、世界の人々の低栄養の解消に貢献し、特に栄養失調に陥りやすい地域の子どもたちの健康を劇的に改善している――などの特長を紹介するニュースリリースを作成している。