ワクモ・ハエ対策の混合飼料『ノルマイト』 ラレマンドバイオテックが発売

クローブ・レモングラス粉末入り

ラレマンドバイオテック㈱(本社・東京都港区)は、天然ハーブのクローブとレモングラスの粉末を配合した養鶏用混合飼料『ノルマイト』(A飼料)を発売する。

『ノルマイト』は、ワクモやハエなどの節足動物対策として開発した混合飼料で、主な原材料は柑橘類抽出物、クローブ抽出物、レモングラス抽出物。

鶏に『ノルマイト』を給与すると、鶏から蒸散されるにおいが変わり、ワクモやハエが鶏に近づかなくなるため、ワクモの成長と繁殖に必要な吸血を制限し、増殖を抑制する。これにより、ワクモの数が次第に減少し、ワクモが原因とされる汚卵の発生や貧血による生産成績の低下、養鶏場の労働環境の悪化などの問題が改善できると期待されている。

欧州の養鶏場で実施した『ノルマイト』の鶏への給与試験では、15日後にワクモの数が37~88%(平均73%)減少したことが確認されている。

使用方法は、飼料1トン当たり『ノルマイト』を500グラム(0.05%)添加する。養鶏場でワクモが集塊を作っている重度汚染の場合は連続給与、割れ目や隙間にワクモが見られる中度汚染の場合は1か月のうち2週間連続の給与、視覚ではワクモを見つけられない軽度汚染の場合は1か月のうち1週間連続の給与を推奨している。荷姿は25キロ紙袋。

問い合わせは同社技術・マーケティング部(電03-5418-8176、F03-5418-8165)へ。