マカオとフィリピン向けの輸出再開 HPAI発生県除く

農林水産省は、11月5日に香川県で高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生して以降、一時停止していたマカオ向け家きん肉と食用殻付卵、フィリピン向け家きん由来製品の輸出検疫証明書の交付を、HPAIの発生県で生産・処理されたものを除き11月27日に再開した。

香港向け家きん肉・殻付き家きん卵・卵製品は6日、シンガポール向け家きん肉・家きん肉製品・卵製品・食用殻付卵は9日、米国向け食用生鮮殻付卵は11日、ベトナム向け家きん肉は12日に輸出手続きを再開したが、HPAIが発生した香川、福岡、兵庫、宮崎、奈良、広島、大分、和歌山の各県は除外されている。

カンボジア向け家きん肉の輸出検疫証明書の交付は継続しており、台湾などへの輸出は早期再開に向けて相手国当局と協議している。