バイエルが動物用医薬品事業を売却 エランコに76億ドルで

ドイツ・バイエルは8月20日、動物用医薬品事業を米国のエランコ・アニマルヘルスに76億ドル(約8090億円、1ドル=106円で換算)で売却すると発表した。

バイエルは昨年11月に動物用医薬品事業からの撤退方針を表明していた。今回の売却により、バイエルは53億ドルの現金と、23億ドルに相当するエランコ・アニマルヘルスの株式を受け取る。売却は2020年半ばに完了する予定。米国のイーライリリーから分離・独立したエランコ・アニマルヘルスは、売上高18億ドル(2018年)のバイエルの動物用医薬品事業を買収することで、同分野で世界第2位の位置を占めることになる。