ケンコーマヨネーズ 『半熟ゆで卵H』など発売

7月15日に発売した『半熟ゆで卵H』

『半熟ゆで卵H』の断面が見えるようにしたサンドイッチ

ケンコーマヨネーズ㈱(炭井孝志社長―東京本社・東京都杉並区)は7月6日、秋冬新商品10品(タマゴ加工品は1品)のオンライン発表会を開いた。

田村みちよ広報室長は外食・中食市場への新型コロナウイルス感染症の影響について「市場全体に大きなインパクトを与えており、当社でもお客様への提案活動の多くがストップするなど大いに苦戦している。6月から経済活動が再開されたが、働き方や生活様式の変化に伴い、市場が以前のような状態に戻るには相当な時間がかかると見込まれる」とコメント。

現状を踏まえての方針については「従来のお客様には、当社の強みである市場ニーズに応える商品開発と提案を続けていく。テイクアウト・デリバリー需要に応える日持ちのする商品や、フードロス対策につながる小型商品などに加え、業態別のメニュー提案も強化し、引き続き当社商品を選んでいただきたい。さらに、今後は業務筋のお客様の先にいる一般消費者にも、商品や情報を発信していく工夫が必要不可欠だと実感している。そのための様々な施策も企画し、情報発信力を強化していきたい」などと述べた。

新商品のうち15日発売の『半熟ゆで卵H』(荷姿=1袋10個入り×10)は、殻むき済みで、なめらかな口当たりとオレンジ色の卵黄色が特徴。カットしても卵黄が流れ出ないように仕上げた。味付けは薄めの塩味とし、サラダやサンドイッチ、丼メニューなどの具材に使える。また、つぶしてタルタルソースにアレンジすることも可能。未開封時の賞味期間は製造日から45日間。

商品開発本部の矢野輝彦本部長によると、同社の2019年度のゆで卵商品の販売数量は15年度比で約3.1倍に伸長。背景には外食・中食市場の人手不足や、卵殻の混入リスク低減、安定した品質へのニーズがあるという。

このほか、トリュフ入りきのこペーストと白トリュフから抽出したオイルを使用した『薫るトリュフのマヨソース』や、マイルドに仕上げた『バターチキンカレー』なども同時発売した。

飲食店のテイクアウトスタートを応援 ケンコーマヨネーズが特集ページを公開

ケンコーマヨネーズは、新型コロナウイルス感染症の影響で急速に高まるテイクアウト需要に応えるため、商品サイトにテイクアウト特集ページ(https://www.kenkomayo.com/pro/pages/feature1_takeout.aspx)を公開した。

第一弾では、テイクアウトを始める際の衛生管理などの注意点、容器別(お弁当型、ワンプレート型、BOX型)の特徴、同社の業務用商品を使用したメニュー提案、簡単にできる副菜のアレンジメニューなどを紹介している。

テイクアウトを始める前に確認したい3つのポイントとしては、①テイクアウトに必要な許可②テイクアウトできるメニュー③消費期限や原材料名の表示――を挙げたほか、徹底したい衛生管理として、食中毒防止の3原則(つけない、ふやさない、やっつける)と、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理について説明。

テイクアウトメニューでの悩みを解決するためには、同社の業務用商品を活用した①地味な見た目を解決!映える唐揚げ弁当②女性も手に取りやすい!野菜も摂れるチキンステーキ弁当③高級感を演出!副菜で彩るしょうが焼き弁当④魚でもボリューム満点!鮭弁当――のメニューを提案している。

今後は随時更新し、内容を拡充していく予定。