はやま農場が8年ぶりに操業再開 イセ食品グループ

年間最大で240万羽の若めすを生産

はやま農場の外観

イセ食品㈱(伊勢彦信会長―本社・埼玉県鴻巣市)は10月30日、東日本大震災で被災したグループ会社の㈲はやま農場(福島県田村市)が約8年ぶりに操業を再開すると発表した。

はやま農場は、農場を福島県川俣町から田村市船引町に移して鶏舎10棟を新設。敷地面積13.8ヘクタール、施設総面積約2万4100平方メートル、総事業費78億円で、①防疫・衛生対策のリスクを最小限にした鶏舎構造、車両・人の導線管理を可能とする農場設計②抗生物質を使用しなくてもよい健康な雛の生産③環境対策を考慮した仕組み・脱臭槽の完備④良質な肥料の生産を可能にし、地元農家へ提供――をコンセプトに設計した。

2017年11月から農場の建設を進め、今年8月にすべての工事が完了した。若めすの収容羽数は100万羽で、年間最大で240万羽を生産してイセ食品グループの成鶏農場に供給する。

育すう舎内で飼育されている若めす

農場の一部は昨年10月に操業を再開したが、すべての鶏舎のフル稼働は今年12月下旬を予定している。

『機能性表示食品 伊勢の卵』を朝食ブッフェで提供

「伊勢の卵の日替わりスキレットチャーハン」㊧と「目玉焼き」

イセ食品㈱は、EPA・DHAを豊富に含み、中性脂肪値を下げる機能が期待できる『機能性表示食品 伊勢の卵』を、東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテル、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県浦安市)内のブッフェ・ダイニング「グランカフェ」朝食ブッフェで、11月1日から来年1月5日までの期間限定で提供している。

朝食ブッフェで提供されるメニューは、卵そのものを味わえる「目玉焼き」と「伊勢の卵の日替わりスキレットチャーハン」の2種類。「目玉焼き」は鉄板でシェフが焼き上げたものを提供。「伊勢の卵の日替わりスキレットチャーハン」は熱したスキレットにご飯を乗せ、新鮮な生卵をトッピング。仕上げに自分でかき混ぜてチャーハンを作れるメニューで鮭、赤魚のトッピングが日替わり楽しめる。

『機能性表示食品 伊勢の卵』について、ヴェニューシェフの松浦健氏は「黄身が生き生きとしていて、とても新鮮だということが見てわかる。新鮮で、かつイセ食品ならではの安全・安心な卵を提供できる点に魅力を感じた。中性脂肪まで下げる効果があるというのが非常に画期的」とコメントしている。

朝食料金は大人3500円、9~12歳2700円、4~8歳2200円。朝食営業時間は午前6時30分から10時まで。