『オイルバックスS3』を3月上旬に新発売 KMバイオロジクス

SE、ST、SIのサルモネラ3価ワクチン

従来品の有効性はそのままに、安全性や作業性を向上させた『オイルバックスS3』

KMバイオロジクス㈱(本社・熊本市北区大窪1-6-1)は、サルモネラ・エンテリティディス(SE)、サルモネラ・ティフィムリウム(ST)、サルモネラ・インファンティス(SI)の3種類のサルモネラ血清型を含む鶏用の不活化ワクチン『オイルバックスS3』を33上旬に新発売する。

同社は、これまでサルモネラ3価ワクチン『オイルバックスSETi』を2012年12月から販売してきたが、今回新発売する『オイルバックスS3』は、抗原を全菌体から菌体抽出抗原(リポポリサッカライド〈LPS〉が主成分)に変更し、改良した製剤。

主な変更点と特徴は次の通り。

①抗原を全菌体ではなく、菌体抽出抗原とすることで不純たんぱく含有量が低減された。これにより、注射局所反応の軽減が確認されている。

②1羽当たりの注射量が従来品の0.5ミリリットルから0.2ミリリットルと少なくなり、注射作業負荷の軽減が期待できる。

③同社独自の安定なオイルアジュバントにより、少なくとも1年間の有効性持続が確認されている。

④従来品の有効性はそのままに、安全性や作業性を向上させた。

用法・用量は、7週齢以上の鶏の背側部皮下または脚部筋肉内に1羽当たり0.2ミリリットルを注射する。

問い合わせは同社動物薬事業本部営業部(電096-345-6505)へ。