「ECO+卵(エコらん)」を関東・東北で発売 日本農産工業

フードロスとプラスチックのリサイクルに貢献

日本農産工業㈱(本社・横浜市)は、食べておいしい、地球にやさしい、エコなたまご「ECO+卵(エコらん)」を9月10日に関東・東北エリアで発売した。

「ECO+卵(エコらん)」は〝たまごに「エコ」という選択肢を〟をキーワードに、①鶏に与える飼料でフードロスのリサイクルに貢献②環境にも人にもやさしい包材を採用③卵を食べることで環境活動をサポート――の3つの特徴を持つ新商品。

日本で発生する食品由来廃棄物等は年間2531万トンとされている中で、本来は食べられるのに捨てられる「食品ロス」の量は年間600万トンと言われている(農林水産省「平成30年度推計」)。食品廃棄物の発生抑制と再生利用の促進を目的とする食品リサイクル法では、豊富な栄養価を最も有効に活用できる再生利用の方法として飼料化を最優先としていることから、同社は配合飼料メーカーとして取り組むことができる〝エコ〟に着目し、「ECO+卵(エコらん)」の生産で鶏に与える飼料に、パンの耳の切り落としなど食品製造過程で生じる副産物や余剰食品を活用した原料を一部使用(使用割合は1%)してフードロスのリサイクルに貢献している。

また、不要となったプラスチック製容器包装の取り扱いは、海洋プラスチック問題や資源有効利用・廃棄物削減など、環境や経済にとって大きな課題となっており、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の重要性が高まっている。「ECO+卵(エコらん)」ではプラスチックスマートの認証を受けたラベル素材を採用し、商品ラベルに再生プラスチック(再生PET)を25%以上使用することで、資源のリサイクルにも貢献している。また、環境にも人にもやさしいNon-VOCインキ(石油系の揮発性有機化合物を含まないインク)を使用している。

さらに「ECO+卵(エコらん)」の購入金額の一部は(一社)JEANに寄付され、海岸のクリーンアップや普及啓発など、海を守るための活動に役立てられる。

「ECO+卵(エコらん)」は赤玉10個入りで、希望小売価格は税込み300円。

問い合わせは同社鶏卵事業部マーケティンググループ(電045-224-3715、Eメール=otoiawase@nosan.co.jp)へ。