「新本部工場N70」が稼働開始 創立70周年の長崎県養鶏農協

鶏卵GP・鶏肉加工センター・本部機能を集約

創立70周年の節目に完成した『新本部工場N70』

今年6月1日に創立70周年を迎えた長崎県養鶏農業協同組合(深沢晃組合長―本部・長崎市大橋町3-26)は、諫早市久山町の西諫早産業団地2号地に建設していた「新本部工場N70」が完成し、7月1日から稼働を開始した。

「新本部工場N70」には、鶏協GPセンター(諫早市鷲崎町)と鶏協加工センター(諫早市小川町)、本部機能(長崎市大橋町)を集約した。敷地総面積は5619.90平方メートル(約1700坪)、主要建物は3494.4平方メートル(鉄骨造り一部2階建て)で、構想に4年、建設に8か月を要して完成した。

内部は鶏卵選別包装設備と高付加価値食肉加工設備一式で、新工場は「HACCP管理と、高齢者・障害者に配慮したユニバーサルデザインの両立」をテーマに掲げている。

旧本部の長崎事務所は当面、物流拠点として活用するほか、10月を目途に「大橋直売所」の開設を目指す。

「新本部工場N70」の〝N70〟には「創立70周年を迎え、長崎(Nagasaki)の地に根を張り、新(New)工場において、新たな(Next)70年に向けて、お客様に求められ(Need)、必要とされる(Necessary)新養鶏農協を目指す」という意味が込められている。

「新本部工場N70」の稼働に当たり、深沢晃組合長は「歴史を積み重ねて70年、待望の新工場が完成した。人間でいえば古稀、古来稀な経歴の年に、私たちの新たな歴史がスタートする。最新の鶏卵処理ラインと、スチームコンベクションなどの新たな鶏肉加工機械を導入し、安全・安心な製品作りに一層磨きをかけるとともに、斬新な加工品の開発にも挑戦していきたい」としている。

「新本部工場N70」の住所、電話・FAX番号は次の通り。

長崎県諫早市久山町2014-42 〒854-0066

電0957-46-5022、F0957-46-5023