「卵殻配合モウルドパック」を導入 JA全農たまご

日本モウルド工業らと共同開発

JA全農たまご㈱(小島勝社長―本社・東京都新宿区)は、たまご商品に使用するモウルドパックの一部について、4月21日から新たに卵殻を10%以上配合した仕様に変更した。

JA全農たまごは、環境配慮への取り組みの一環として、JA全農、日本モウルド工業㈱、㈱ベジテック、㈱SAMURAI TRADING、㈱グリーンテクノ21と共同で、卵殻を再利用した包装資材などの研究開発を進めており、古紙をリサイクルした素材として注目が高まっているモウルドパックに、食品工場で廃棄される卵殻を配合し、より環境にやさしい包装資材を開発した。

今回開発した「卵殻配合モウルドパック」は茶色・6個入りで、パック裏の天面には「持続可能な社会を目指してリサイクルを推進しています。再生紙とたまごの殻※を使用した環境にやさしい包装資材です。プラスチックを使用せずに、リサイクル材でたまごのパックを作りました。※食品工場から出た卵殻を10%以上使用」との案内を印刷している。4月21日から㈱アグリテクノ関東事業所で製造するたまご商品に導入する。

JA全農たまごでは「小さな一歩ではあるが卵殻配合モウルドパックを導入することにより、『SDGs17の目標』達成への貢献を目指す」としている。