「ネオ6次産業化」でクラウドファンディング募集 のだ初

のだ初の野田裕一朗社長㊨とタツリュウ牧場の五藤慎也マネージャー

㈱のだ初(野田裕一朗社長―本社・岡山県倉敷市)は、同じ市内に本社を持つ㈲立龍美掃とのコラボから始まった〝ネオ6次産業化〟(本紙5月15日号既報)をさらに進めるため、プロジェクトの運営や新たな商品開発に充てる資金を一般の人から広く募集するクラウドファンディング(CF)『ネオ6次産業を世の中に発信して行きたい!』を、岡山県のCF「晴れ!フレ!岡山」を通じて大手CFサイト「READY FORR(レディーフォー)」で5月25日から始めた。

国内の農畜水産物の産地では、新型コロナ禍の影響もあり販売環境が大きく変化する中、多様な産直・通販サイトやSNS、CFなどを活用して幅広い消費者との直接的なつながりの強化に取り組む事例が増えている。

のだ初のCFの募集ページでは、両社のコラボの経緯や、新ブランド『uBu FARM.』を立ち上げ、立龍美掃傘下のタツリュウ牧場で生産する、エコフィードを活用した甘みが強い豚肉を『おかやま甘ぃ~豚(すぃ~とん)』と名付けたこと、プロジェクトを通じてエコフィードの利用や循環型農業の促進、地域活性化を目指していることなどを紹介している。プロジェクトの詳細は(https://readyfor.jp/projects/63932)へ。

目標期限と金額は、6月29日午後11時までに100万円。のだ初は目標を達成した場合のみ支援金を受け取ることができ、支援者は支援金額に応じて『おかやま甘ぃ~豚』の煮豚やローストポーク、ハンバーグ、精肉などを受け取れる。募集開始から数日で、すでに多くの支援や応援の声が寄せられている。