「やきとり缶詰」が宇宙日本食に ホテイフーズコーポレーション

㈱ホテイフーズコーポレーション(山本達也社長ー本社・静岡市清水区蒲4-26-6)は11月15日、おつまみや食卓でおなじみの「やきとり缶詰」が宇宙食になったと発表した。10月25日に「ホテイやきとり(たれ味)宇宙用」と「ホテイやきとり(柚子こしょう味)宇宙用」がJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の「宇宙日本食」認定を取得したもの。缶詰ではこれまで、魚肉缶の認証事例はあったものの、食肉缶詰では国内初の認証となる。

「やきとり缶詰」は、市販品が〝宇宙空間で飛び散らない〟〝常温で1年半以上の賞味期限〟〝限られた設備で調理可能〟といった基本条件をクリアしているだけでなく、製造工程、特に衛生管理面でも、JAXAの「宇宙日本食認証基準」を満たしており、申請から2年7か月で認証取得した。このため、市販品と宇宙日本食の違いはなく、基本的にデザインが施されているか、無地缶かの違いのみ。同社では「宇宙日本食」マークをデザインした特別バージョンを2020年の初頭に全国販売する予定。